インターネットと私2

小学校中学年で母からPC禁止令を食らってしまったが、ゲーム・漫画・お絵かき等ほかの趣味があったので特に苦しまず日常を送っていた。数年後の小学5年生になった頃、しれっとPCでネットをしてみたところ、特に母は何も言わなかったので解禁ということにして再びインターネット生活が始まった。その頃は家にPCがある家庭が増え、日常的にPCを使っている友達も増えた。名前が思い出せないがHTMLなどを書かずにサイトを作れる小中学生向けのサービスがあり、そこでサイトを作り友達と見せ合いっこをしていたような気がする。キラキラサイトが流行っていた時期と被るのかな。そのサービスでは一からソースを書いてサイトを作ることもできたので、その流れで簡単なHTMLを書けるようになっていた。平凡な小学生だったので特にサイトに載せるものもなく、匿名のプロフィールと掲示板を設置していたくらいだった。今思うと2000年代序盤~中盤はなんでもない小中学生がHTMLを書いてサイトを作り、フォトショップのようなソフトを使って画像加工をしているような異様な時代だった。

小学6年生になりサイト作りにも飽きていた頃、Habboホテルというアバターチャットゲームを見つけた。アバターを作ってチャットをするだけでなく、部屋を持つことができそこに他のプレイヤーを招くことができた。ソネットタウンではアバターがなく部屋もただ見るだけだったのでこのシステムは当時にしては画期的だ。家具の種類も豊富で、レストランやバーなどを作りロールプレイングしているプレイヤーもいた。舞台がホテルなのでラウンジやプールなどといった場所もあり、よく作り込まれていて見るだけでもワクワクした。プールでは飛び込み台がありアバターが実際に飛び込みすることもできた。課金限定の家具やアバターの髪型・服装などもあり、それのために生まれて初めてお小遣いで課金をした。

私は見事にドハマリし、仲間を増やすべく同じクラスの友達に教えたところその子も見事ドハマリしていた。学校でその子と遊んだ後に家に帰ってHabboホテルでその子とまた遊ぶというよくわからない状態になっていた。その子以外のプレイヤーとチャットで話すことも多かった。どんなことを話していたのかも何が楽しかったのかもほとんど覚えてないけど、とにかく楽しくてずっとHabboホテルのことを考えていたのを覚えている。小学校を卒業する前に辞めていた気がしたがはっきりとした理由を覚えていない。たぶん私と一緒にやっていた子が同時にジャニーズの嵐にハマって自然とHabboホテルからフェードアウトしていったような気がする。そこからしばらくは嵐とジャンプの漫画にどっぷりとハマり、インターネットは情報収集がメインになっていった。